【新唐人2014年1月2日付ニュース】出産間近のエイズウイルス感染者の妊婦が、4つの病院に受け入れを拒まれる事件が重慶市で起こりました。これに対し、女性弁護士20人が昨年末、それらの病院を調査し、処罰するよう当局に求めました。
報道によると、出産を間近にしたエイズウイルス感染者の妊婦は、重慶市の4つの病院に受け入れを求めたものの、いずれも断られました。
中国10都市の女性弁護士20人が、昨年12月30日、地元当局に対して、妊婦の受け入れ病院の確保と、受け入れを拒んだ4つの病院の調査および処罰を求めました。
北京の弁護士 王宇さん
「どの病院もHIV感染者を受け入れねばなりません。受け入れ拒否は違法なので、連名書簡を出しました」
あるNGO団体の責任者は、中国でHIV感染者はずっと深刻な差別を受けていると述べます。
NGO 北京益仁平中心 陸軍さん
「中国でHIV感染者は1都市に1つしかない、大病院でしか治療を受けられません。大多数の病院は口実を作り、彼らの治療を拒みます。感染者は治療を受けるのが大変です」
弁護士の王さんによると、当局の定めた「エイズ防止治療条例」では、医療機関は、HIV感染者やエイズ患者に各種の医療サービスを提供しなければならず、彼らの治療を拒むことは禁止されています。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/12/31/atext1034425.html(中国語)
(翻訳/河合 ナレーター/村上 映像編集/工)